株式投資で配当金をもらっている全国のみなさん~~!!
配当金を受け取ると、税金として一律で20.315%が引かれていることをご存じですか??
今回はこの配当にかかる税金を確定申告で取り返す方法を説明します🐰💛
ちなみに、私はこの方法で2021年は5万円ほどの還付がありました!!✨(詳しくは以下の記事で!)
確定申告と聞くと難しそうと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、積み重なると大きな金額になっていきますので、ぜひ一緒にやってみましょう!!🔥✨
確定申告をすると得する人!
私が紹介するやり方で確定申告をすると、配当金にかかる税金が返ってくる人はかなり多いと思います!💡
具体的に言うと、課税所得が900万円未満の方です!!(課税所得って聞くと難しいって思われる方はざっくり年収って考えて大丈夫です!)
また、年収が低い人ほど還付される金額も大きくなっていきますのでお得です💛
では、実際にどういうロジックなのかを説明します。(難しい人は飛ばして結論と確定申告のやり方をみてネ!!)
総合課税&申告不要が最強!!
ここからは、どういうことか納得できないとダメ!っていう私みたいな人向けに詳しく説明します。(笑)
まず前提として配当金にかかる税金はもともと、特定口座の源泉徴収ありで20.315%が引かれいますが、その内訳は以下の通りです。
所得税(復興特別所得税含む) | 15.315% |
住民税 | 5% |
このように一律で所得税・住民税が引かれているので確定申告は原則として不要です。(申告不要制度)
ただし、上段の所得税は確定申告をすることにより一律15.315%ではなく、お給料などと合算して累進課税の税率を適用することができます!!(総合課税)
**株式の売却損がある場合は「申告分離課税制度」を選択する方法もあります**
所得税
総合課税の方法をとると「配当控除」という特別な控除も受けることができるので、配当金にかかる実質的な税率は所得によって以下の通りになります。
課税所得金額 | 所得税率 | 判定 |
申告不要のまま(源泉徴収) | 15.315% | – |
①~330万未満 | 0% | 有利! |
②~695万未満 | 10.42% | 有利! |
③~900万未満 | 13.483% | 有利! |
④900万~ | 23.693%~ | 不利! |
申告不要の所得税率「15.315%」と比較して、所得税率が低いところは確定申告をした方が有利という判定になります。
①の方は所得税率が0%なので本来は配当金に対する所得税を支払わなくてもいいところ、15.315%の源泉徴収がされているので、確定申告をすることにより源泉徴収された全額を取り返すことができます💛
②の方は4.895%(15.315%-②10.42%)の税金を取り返すことができます!(③も同様の計算)
ただし、④の方は総合課税を選択すると不利になる可能性があるので注意が必要です!💡
住民税
一方で、確定申告(総合課税)をすると住民税の方は原則として一律10%の税金がとられてしまいます。(*簡便的に配当控除の話は省略しています)
それなら住民税の方は申告不要の5%の方がお得じゃん!!ってなってしまいますよね・・・😢
ところが、平成29年の税制改正で配当金の課税方式について、所得税と住民税はそれぞれ別の方法を選択しても良いということが明確化されました!
というわけで、これは単純に申告不要の5%と総合課税の10%で比較して申告不要が有利となります!
結論!!
ここまでの話から、一番有利な課税の組み合わせは、、、!!
- 所得税→総合課税(累進税率)
- 住民税→一律5%(申告不要)
もう、この結論だけ覚えていただけたら大丈夫です!!(笑)
確定申告のやり方!
最後に確定申告の実際のやり方を画像付きで載せておきますので参考にしてください🐰✨
準備として必要なものは証券会社から発行される「年間取引報告書」です!
*「年間取引報告書」はどこの証券会社も毎年1月の中旬頃に発行しています。ほとんどは電子書面で発行されていると思うのでご自身のアカウントからダウンロードしておいてください!
*その他、給料などがある場合は源泉徴収票等で今年のすべての所得を申告する必要がありますが、今回は配当所得のところだけ説明しています!
所得税
まずは確定申告作成コーナーから入っていきます!
ここまで行けば、先ほど準備した「年間取引報告書」を入力していくだけです!!
入力例もありますし、フォーマットがほとんど一緒なので、同じ項目を探して入力していけば簡単に申告が完了します!!✨
住民税
住民税の方は「申告不要」でしたね!
確定申告をする場合には住民税は申告しませんっていう申請をしなくてはいけません。
やり方は簡単で、確定申告書の第2表○住民税・事業税に関する事項の申告不要を指定する欄に「○」を付けるだけ!!
これで完璧です🐰✨
もし、既に確定申告をしてしまった場合は別途住民税の申告書を提出することで、申告不要にすることができますので、各市町村のHPをご確認ください💡
おわり
おつかれさまでした~~!!
最後にもう一度まとめです!!
- 所得税→総合課税(累進税率)
- 住民税→一律5%(申告不要)
確定申告って本当に億劫ですが、1年に1度の税金のお勉強のチャンス!✏
ぜひ、確定申告で配当金の還付チャレンジ頑張ってみてください!!🐰🔥
*この記事は初心者の方にも分かりやすさを重視するため、厳密に言うと間違っていたり、色々難しい説明を省いたりしています。
税金のことで詳しく調べたい方は国税庁タックスアンサーが本当に分かりやすくて優秀過ぎるのでご確認ください!!