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MONEY

【誰がFinTechを制するのか】CoinbaseGM北澤直~読書録~

最近、本のアタリが多い🐰💛

今回の読書録はコチラ↓↓

めっちゃ面白かった~~!!

拾いたいキーワード多くて文章がおかしかったり、長かったりするかもだけど、読んですぐの感想を残したいと思います🐰✨

まず前書き

本書の目的は「これまで専門家と資本家だけが独占してきた金融サービスの恩恵を、誰もが享受できるようにしたい」ということらしい。

これって、私がフィンテック企業で注目しているウェルスナビも同じ志じゃない??

とても享受したい。っていう気持ち。🐰(笑)

著者の北澤 直氏は米国最大手の仮想通貨取引所Coinbase社の日本法人立ち上げに従事された方ですが、その前はウェルスナビの競合(?)ロボアドバイザー「THEO テオ」の立ち上げとビジネス拡大に携わっていたそうです。

ロボアドはTHEOよりウェルスナビ派だけれども、、、
この本はめちゃくちゃ面白かった!です!!

まず、すごく共感したのが「今までの金融サービスの主人公は消費者ではなかった」という一文。

自分の預金を引き出すだけでバカ高いATM手数料を取る銀行、自分のノルマのためだけに必要ない保険や投資信託を売る金融機関。。。

こんなんだから、日本って金融に対してあまりいいイメージがないのでは??

しかし、金融だってサービス。消費者の立場でより良いものが生き残っていくべきで、、

例えばネット銀行ではATM手数料が無料のところがあったり、証券会社では取引手数料の価格競争が進んでいたり。

金融機関も消費者に選ばれるという時代になってきている。

フィンテックが発展すれば、「支払いは**のサービス」、「資産運用は××のサービス」のように従来の金融機関が一括で行っていたサービスをより手軽に便利に使えるようになってくる。

つまり、消費者が主人公になれる時代の幕明け!フィンテックはユーザー側の革命なんだそうです!!

素晴らしいことだと思う✨

そもそもフィンテックとは?

本書のテーマ『FinTech フィンテック』という言葉は「Finance 金融」と「Technology 技術」の融合という意味ですが、その道のプロにとっても『FinTechとは??』という質問に対して明確に答えられる人はいないほど曖昧な概念なんだそうです。

そこで、色んな分野の方が色んな角度から『FinTechとは??』というテーマで語られているのがこの1冊。

JabanTaxiの川鍋氏、メルカリの小泉氏のパートでは、各社のフィンテックの技術について、ユーザーの使い勝手を考えた結果がフィンテックの技術を使うに至っただけというようなお話だった。

消費者の利便性をはかる、人の悩みを解決するサービスをつくる。

重要なのは技術じゃなくてあくまで消費者の利便性。

話は少しズレるけれど、Googleもユーザー第一を掲げている。

技術よりも、どこを向いてサービスを展開してくかが大事なんだな~って改めて思う。

お金のない世界の話。

4章、フィンテックは私たちの社会をどう変えるのかというテーマは“お金がない世界”が来るという話。

すごくない??

実際、ATMなんて半年に1回くらいしか使わなくなったし、銀行がなくなる、とか、会計士が必要なくなるとか、そんな話はわかるよ。

でも、“お金自体がなくなる”ってどういうこと??

想像できないんだけど、、、

正直読んでも全然ピンとこなかったのだけど、そういうことを考えている人たちってどんな未来が見えてるんだろう、って思ったので関連書籍は絶対読む。(メモ)

(この辺の話を私の解釈でうまいこと言語化できる気がせん。💦)

キャッシュレスの話。

中国ではキャッシュレス決済が既に主流となっていますが、日本では遅れていると言われています。

中国では偽造貨幣が横行し“貨幣”というものに信用がなかったため、現物のキャッシュよりもキャッシュレスな決済が流行りやすかったという背景があったそうです。

一方、日本は貨幣を偽造するのが困難で、こういったサービスに頼らなくても困らないから(既存の金融インフラでも技術水準が十分に高いから)新興のシステムは使われにくいという、ある意味恵まれた環境にあります。

このように日本ではフィンテックに限らず新たなサービスが生まれにくいのには、既存のサービスのレベルが十分に高いことが背景にあるようです。

贅沢な悩みだけど悩ましい。(笑)

フィンテック企業

本書には国内・国外問わずフィンテック企業がたくさん紹介されています。

海外のサービスは知らない名前もあったので調べてみようと思います!

色んな会社があるけれど、最終的には冒頭の「これまで専門家と資本家だけが独占してきた金融サービスの恩恵を、誰もが享受できるようにしたい」っていうのが根本にある気がしました。

フィンテックの本質は技術じゃなく、ユーザーのもっとこうだったらいいな、の声を実現すること。

仮想通貨も詐欺コインみたいなのがいっぱいあるけれど、今いっぱい金融のサービスができてきて、それがだんだん淘汰されて最終的にいいものが残っていくんだろうな~

と思いましたとさ。

関連書籍

関連書籍の紹介も多かった。本読むと読書欲高まる。(笑)

こういうのより理解するために経済もっと勉強しておけばよかった~(n回目)とか思うし、資本論とか貨幣論とか読めよ~って思うけど、まだ読み切れる自信ない。もうちょっと簡単目な本に甘んじていこうと思う。(笑)

次に読みたい本リストができたので公開しておく。

(よかったら一緒に読みませう~私は近々読む予定。)

  • インターネット(岩波書籍 村井純)
  • 新しい時代のお金の教科書(筑摩書房 山口揚平)
  • 道端の経営学(ヴィレッジブックス マイク・マッツェオ他)

気になった方はコチラ↓↓

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