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『どこでもない場所』というエッセイ集。
これも、旅行中に出会ったのですが表紙が気になったので読んでみました🐰📖
著者の浅生鴨さんという方、私は聞いたことがなかったんだったんだけど、本を数ページ読んだだけで俗にいう『変わった人』だということが分かります。(笑)
私が知らなかっただけかもしれないので、以下は略歴の抜粋です。
1971年神戸市生れ。大学在学中より大手ゲーム会社、レコード会社などに勤務し、企画開発やディレクションなどを担当する。その後、IT、イベント、広告、デザイン、放送など様々な業種を経て、NHKで番組を制作。その傍ら広報ツイートを担当し、2012年に『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』を刊行。現在はNHKを退職し、主に執筆活動に注力している。
ちょっと『変わった人』っていうのは、色んなエピソードから覗うことができます。
- 2度漬け禁止の串カツのソースは少ししかつけないくせに、それが損しているような気分になる
- 直観と勢いだけでオープンカーを購入
- めっちゃ道に迷う。そのくせ、何故かいつも同じところにたどり着く
- 小学生の男の子に”ちょっと残念な人だよね”と言われる
- キューバの入国時にミニスカ網タイツのポリスに手錠をかけられ詰められる
- 先生から「勉強がおろそかになるからラグビー部のようなところには入らないように」と言われたので、見たことも聞いたこともないラグビー部に入部
- (書ききれないし上手くまとめられなかったから本読んで)
この独特の雰囲気は年収90万円で東京ハッピーライフの人に似ている気がします(←詳細📖)
著者は、生来の怠け者気質なのに、声をかけられるとどうしても断れず、いつも巻き込まれるようにして何かを始める羽目にあう『受注体質の巻き込まれ型』なのだそう。(笑)
なんじゃそれ!!🐰
そして、うっかり受注すれば最後、自分では想像もしていなかった地点へ運ばれることもしばしば。
この巻き込まれ事件が前の様々なエピソードにつながってくるわけですが、そういうのは案外嫌いじゃないらしい、というより、どこかそれを楽しんでいる節もあるんだとか。。。
これを読んでみると、流れに身を任せ 迷い 巻き込まれの人生も楽しそう(?)
(傍から見てる分には。笑)
1つ1つのエピソードが非日常的だったり、ちょっと おバカだったり、ハチャメチャだったりして、ふふふって笑えます。
今日1日 笑えてないな~って日の夜 寝る時に読んだらハッピーな夢が見れそう😪💣そんな迷エッセイ集でした。(笑)
本書の一文、「自分の頭の中にある言葉以前のモヤモヤしたイメージをうまく言葉にする自信もない。言葉を選ぶのに時間がかかるし、自分の口から出た言葉のニュアンスに違和感があればすぐ否定する…」
この辺の文章には共感の嵐。。。
いつもブログを書きながら、途中で言いたかったこととズレて気持ち悪いな~、語彙力ほしいな~、ってなる感覚はまさしくこれ。
私は濃密な1日だったり、素晴らしい本に出会ったり、めちゃくちゃブログに書きたいことがあったり、、、な時ほどブログを書くのが憂鬱で辛いのは、アウトプットに満足できないから。
こんなに色々なことを考えて、面白い文章を書いている人でも言語化って難しい作業なんだな~って、本を読みながら漠然と思いましたとさ。🐰
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